Episode No.3948(20110419)
考えなどなくたって生きてはいける
The person lives in a custom without thinking.
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アメリカ社会において
太っている人=自己管理ができない
…と見られ、出世できない。
なんて話を最初に聞いた時には、
バカな話だ!
しょせん精神力の弱い、
マニュアル仕立てのアメリカ社会らしいや
…と馬鹿にしたものだった。

だけど…その後、
そんな考え方はまったく吹っ飛んでしまい、
まさにその通り!
と感じるようになった。

ダイエットに成功して
自信を手に入れた倖田來未
音楽の世界でも成功したように…
健全な精神は健全な肉体に宿る
…ということは確かにあるよな。

肉体のという入れ物の中に
感情や心が入っているのだとしたら、
入れ物が悪ければ、
やはり感情や心も歪んでしまうかもしれない。

行動を起こすのは、その人の気持ちや考え方だ
…と何の疑問もなく、そう思っていたけれど、
実はまったく逆で、
行動や行動の結果作られた環境によって、
感情の方が作られているのではないか
…と考えた方が合点がいく場合が多い。

では感情や考えもなく、
どうやって行動が起きてくるのか?

…それは習慣があるから、ではないか。

たいていの人は習慣によって
自分が辛くならない程度に動き、
動いた結果を感情や理屈によって、
他人に説明できる程度、正当化しているだけ。
後付けされるものは、すべて言い訳。

普段の生活がそんな風だと、
仕事の場面で、まず説明をして理解を求め、
自分が考えた通りに動くことは極めて不得手。

自分が考えた通りに動けなければ、
などつかめるはずはない。

毎度、腹が減ってはじめて、
何を食べようかと考え始めるから、
何でもいい…ってことになる。
普段は何か旨いもの食いたい
…って思っているくせにさ。

こんな小さな夢でさえ、ね。

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