自らを励ます如く、
悲観することもない
…と昨日書いて、
ふと書庫に眠る一冊の本を開いたら
映画監督のウッディ・アレンの
こんな言葉が目についた。

自分が持っていないものじゃなくて、
持っているものを好きになること、
それが、幸せでいる才能さ。

責任もない代わりに
立場もなかった若い頃は、
満足できる現状などなかったし、
簡単に満足すべきではないと
常に自分に言い聞かせていた。

今だって根本的には同じだし、
たとえ自分が持っているもの…
例えば、
家族や友人といった自分以外の人。
あるいは自分の肉体。
自分の考えであっても、
刻一刻とカタチを変えていくものだから、
好きでい続けるのにも努力は必要だ。

ようするに役に立つ才能というのは、
努力を続けられるという才能
…だということになる。

一発で花を咲かせられたら、
それは天才かもしれないけど、
天才じゃないことを認めざるを得ないなら、
地道に続けることができない限り
…芽は出ないし、幸せにもなれそうにない。

そして続けるには…愛すること、か。

参考文献「セレブ100の言葉」ディスカヴァー21=編