Episode No.3855(20101231)
Twitter is Radio
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今年、話題になったものとして
Twitterをあげる人は多い。
首相や大統領までつぶやきはじめたから、ね。

当初、まったく興味はなかったんだけど、
ニュースでも当たり前の話題になってくるし、
ネットに関わる商売もしているから、
知らないでいるわけにもいかない。

そこで、春頃
セミナーを受けて基本的なことを覚えた。

40代も後半になってくると、
一度ちゃんと教わらないと、
勘だけじゃ新しいものが理解できなくなってる。

はじめてしまえば何のことはないんだけど、
自分の経験が多くなればなるほど、
そいつが邪魔をして
スタートにより大きな力が必要になっちゃうんだ。

Twitterの感覚をラジオだと言ってた人がいる。
考えてみると確かにそうなんだよな…。

ラジオを聞いていて誰かの便りが読まれる。
やれ富士山が綺麗に見えた、だの
今日は子供のピアノの発表会、だの。

自分には直接関係はないし、
どうでもいいことなんだけど…
「自分と同じことをしてる人がいる」
…と思う話題があると
何故だか急に親しみを感じてしまう。
ああ、うちからもよく富士山が見えた、なんてね。

技術はどんどん進化していくけれど、
あいかわらず人間は進化していない

むしろ進化を拒んでいるといっていい。

技術が進歩すればするほど、
そのことがかえって浮き彫りにされる気がする。
アナログの頃より残酷だな。

さて今年自分はどれだけ進化できたか?

退化を遅らせることに精一杯の年代だけど、ね。
精一杯なりに、精一杯やってみるよ。

そういや昨日見た
ジャン・コクトーのドキュメンタリー
で、
コクトーがこんなことを言っていた。

ポエムは不可欠だ。
が、何に不可欠かはわからない。

そしてこんなこともつぶやいていた。

私は二十歳の頃、本当に生まれた。

年をとったからといって
大人になれるわけでもなければ…
ただ生きてるだけじゃ…自分にはなれない、か?!

2010年の終わりに…自分は何処にいる?

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