20060409
でじたけ流 教育論第298回

娘からの誕生祝い


春休みの中・・・
今度、小4になった長女の
ピアノの発表会があった。

近所のピアノ教室に通って、
発表会も3回目くらいになる。

実は去年の発表会の帰り道・・・

長男と次男を連れて
ひと足先に会場を出てから、
商店街を歩いていると
小さな楽器屋が目に入った。

ふと入ってみると
楽譜のコーナーがある。

私は楽譜などサッパリ読めないけど、
とりあえず知ってる曲を探してみた。

久石譲作曲の「Summer」を見つける。
北野武監督「菊次郎の夏」のテーマソングで
うちでもCDをかけていたから
子供たちもよく知っている曲だ。

その譜面を買って帰り、
発表会から戻ってきた長女に

「来年の発表会では、この曲を弾いてくれ」
・・・とリクエストした。

曲の難易度など私には何もわからない。

長女もその時点では
難易度はよくわからなかったが、
ともかく「わかった」と
私に約束してしまった。

そこから、涙の特訓の日々がはじまる。

ピアノの先生にも
ずいぶん苦労をかけてしまったようだ。

そして、この春・・・
長女は発表会で「Summer」を披露した。

4月は私の誕生月。
ピアノの先生は紹介の中で
「お父様へのプレゼント」だと
曲目を紹介してくれた。

ほかの生徒の中にも・・・
結構、父親のリクエストで
発表会の曲目を選んでいる子供がいたようだ。

親の期待に応えようとする子供たちの
必死な姿が胸を打つ。

・・・と
普通ならここで文章を終わらせれば
いいようなものだが・・・

商売人の私としては、
いっそ発表会の曲目は
親が選んだものを
必ず一曲はやるという風にした方が
教室のアピールもうまくいくんじゃないか
・・・なんて考えてしまう。

スポンサーは親だし、ね。

親御さんのリクエストを
お子様が発表会で披露します!

・・・なんて書いたチラシを配るのも一興か。

おじいちゃん、おばあちゃんの
リクエストでもいい。

子供が嫌いな曲目だと困るけど、
まずそんなことはないだろう。

子供たちにとっては何より
親たちに喜んでもらって、
ちょっと得意がりたいだろうから、ね。

譜面がないものは、大変かもしれないけど
多少アレンジした譜面を起こしても
商売としてはペイできるんじゃないか?

ちょっといい音響機器を使って録音して
CDに焼いたら・・・これは高く売れるぞ。

曲を売るわけじゃないから
音楽著作権にはひっかからないと思う。
・・・たぶん。

■長女の演奏は・・・こんな感じ(mp3)



でじたけ流 教育論