自分を「真面目」だと
思っている人ほど「準備」が好きだ。
ひたすら調べ物に没頭し、
一分の隙もない資料を作ろうとする。
しかし、たいていの場合、
それは自己満足に終わってしまう。
資料ができあがった頃には、
肝心の相手が帰宅したしまった後だったり、
とっくに問題が解決した後だったりするから。
本当の真面目さとはタイミングを守ることだ。
そして仕事は
決して独りでは完成できないものだから、
いくら完璧な資料も
仕事相手とすり合わせない限り
…100%の完成などあり得ない。
確かに資料作りは骨が折れる作業だ。
だからこそ…
いきなり完璧を目指して
独りでこだわるべきではないし、
まず第一に大切なのは、
相手に自分が何をしているのか
…そのことを知らせることである。
仕事は約束で、できている。
準備に自信がないばかりに、
予告という約束から目をそらしていると、
いかに忙しくしようとも仕事にはならないな。
少々不真面目なくらいでも
人との関わりをしっかり持っている人の方が、
最終的には仕事をうまく運べたり、
頼りにされたりするものだ。