Episode No.1158(20020511):真面目さをマジメに考える
真面目さとは、タイミングを守ることである。
他人に対しても、自分に対しても。
真面目さとは、問いかけに真正面から答えることである。
他人に対しても、自分に対しても。
タイミング良く答えることができるのは
普段からちゃんと考えていたり、
鍛えたりする証である。
いかに敬語を駆使しようとも
それは「丁寧」かも知れないが「真面目」とは違う。
人によっては「丁寧」な言葉を使えば使うほど
何だか、はぐらかされているような気分になるものだ。
答えにつまってしまうのは
腹に答えのない証拠。
わからないことは、わからない・・・と
知らないことは、知らない・・・と
率直に答えられるのが真面目さで
それを悟られまいと誤魔化すのは相手に対して不真面目だ。
誤魔化そうとする気持ちの中には
馬鹿にされまいという思いがある。
しかし・・・
わからないと馬鹿にされるとわかっているのに
わからないまま自分を放置しておいたのは
つまり、不真面目。
正しいだけでは勝てないのが世の常。
だが・・・真面目な者は決して負けることもない。
真面目にやってきたつもりなのに
誰かに陥れられたり、成果をつかめないだとしたら
それは周囲を見る真面目さに欠けていたのだろう。
だから・・・
真面目さとは、タイミングを守ることである、と節に思う。