この間、或る人にこんな話を聞いた。
アメリカの組織はトップダウン。
だから、動かそうと思ったら、
トップを口説かない限り、
いくら末端に口をかけてもダメ。
その代わり、
何か問題が起きれば、
トップの首はすぐにすげ変わってしまう。
一方、日本の組織は一見、和気藹々。
末端からの声が上がらないと上も動かない。
だから現場の人たちに気に入られないと
上にも話は通せない。
上にしてみれば、下からの声に応じただけ。
何か問題が起きれば下のせいにして
トカゲの尻尾切り。
よほどのことがない限り、トップは変わらない。
どっちもどっちという感じがするけど…
確かに相手の性格や趣味趣向を読まなければ、
たとえ正しい主張でも通らないのが現実。
いくら旨い寿司屋を知ってるからと言って、
生ものが苦手な相手を誘っても
…そりゃあ喜んでもらえるわけはない。