Episode No.3538(20091228)
自信と約束

バカ正直に言ってしまえば…
約束なんて何ひとつできないだろう。

実は先週末に、また交通事故を目撃した。

前回見たのと同じ交差点。
グシャッと鈍い音が聞こえたので
目を向けてみると…
スイミングスクールのマイクロバスの横っ腹が
大きくへこんでいて、
その手前に中型バイクが転倒して底を見せていた。

わき道から右折して大通りに入ろうとしたマイクロバス。
そこに思ったよりスピードが早いバイクが走ってきて、
そのままぶつかったということだろう。

バイクの運転手の姿までは確認できなかったが、
マイクロバスの運転手が
慌てて降りてきたところまではわかった。

バイクに乗っていた人は、どう考えても病院行き。
まさか…
正月を病院で過ごすとは思っていなかったろう。

マイクロバスの運転手にしても
怪我人を出してしまったら行政処分は免れない。
二種免許で仕事をしている人が
行政処分を受けてしまえば…失業の可能性も高い。
まさか…
路頭に迷うような正月を迎えるとは思ってなかったろう。

この2人だって、
暮れ正月に家族や友人たちとの
約束はあったに違いない。
…だけど、それは守れなくなってしまった。

交通事故なら細心の注意をはらえば、
ある程度は防ぐこともできるだろうけど…
明日の未明に大地震が起こるやもしれない。

そんな可能性のことをあれこれ言っていたら
…やっぱり約束など、何ひとつできなくなってしまう。

それでも約束をしていかないと、望む未来は作れない。
約束は未来の設計図なんだ。

約束をする自信がないのは、
望む未来に対する執着心が弱いのではないか?
あるいは、
約束を果たそうとする努力に怠りがあるのではないか?

どんな緻密さよりも、
約束を果たし、信頼を得るためには
…勇気と覚悟が大事。

少なくとも…仕事において
約束し、それを守ることはプロの鉄則。
そこで自信を見せることができなければ、
…仕事自体つかむことはできなくなってしまう。

自分はいつ死ぬかわからないし、
将来いくら稼げるようになるのかもわからない。
だから貴方を幸せにすることが、
出来るかどうかわからないけれど結婚してください。

…なんてプロポーズで女が口説けるか?!


| 人生日々更新 | 最近のBacknumber | 架空対談 | 教育論 |