Episode No.3465(20091003):
見えないものだけ記憶に残る
シンプルなものは美しい。
ウルトラマンも仮面ライダーも
シリーズが新しくなって
デザインがだんだんゴチャゴチャしていくが、
結局一番インパクトがあって、
より多くの人たちに愛されているのは
最初のシンプルなやつだし、ね。
シンプル=わかりやすい、
…ということではあるのだけれど、
何より実際にイメージとして残っているのは、
そのもの、ではなく
そのものと自分との間に生まれた“何か”
…なんじゃないかと思う。
だから、
対象があんまりゴチャゴチャしていると、
それをよく見ようとする気持ちばかり生じてしまい、
相手と自分との間に
“新しい何か”は生まれにくくなる。
何かが生じた、その“感じ”…は
説明しづらいし、カタチにもできないけれど、
実際に残っているのは、
その“感じ”だけじゃないのかな?
まず何かを感じなければ…
親しみも記憶もなくなってしまうから、ね。