Episode No.1145(20020426):困った時のアンケート

仕事で、よくアンケートをとる。

ある企画が、ちょつと中だるみになったりした時
アンケートは、もってこいだ。

よほど高額な予算を必要としない限り
アンケートをとろう・・・という意見に反対する人は、まずいない。

誰しもみんな、まわりの人間が考えていることを知りたいものだ。

しかし・・・
アンケートを企画し、レポートをまとめる人間は
たいてい腹に答えを持っているもの。

例えば、同じ10%という結果に対して
10%もあった・・・と書けば大きく映るし
9割は違った・・・と書けば、ものの数ではないように見える。

100人中の10人は・・・
10人以上でもなければ以下でもないのに
少数なのか多数なのかは、見方次第。

比率の出し方ひとつにしても・・・
分母が何なのかによって大きく変わってくる。

あることに「興味がある」と答えた人が
100人に配ったアンケートの中で10人いたとする。

それだけみると10%しかいない、といことになるが・・・
配布したアンケートとが残らず回収できるのは希なこと。
回収率が50%、つまり50人しかいなかったら
その中の10人は10%ではなく、倍の20%になる。
%だけで大きく見えなければ「5人に1人」・・・という言い方もある。

無論、小さく見せたいのなら
分母は配布数にして「わずか10%以下」と言えばいい。

統計でウソとをつくのは実に容易な話。
ウソと言うと語弊があるから、
本当のことを言わない・・・と言い換えてもいい。

たった一度のアンケートでわかることがあるとすれば・・・
誰の腹に次なる企画があって、
アンケートをどんな風にとまとめるか、ということ。

いずれにしても・・・
すでに出てしまったアンケート結果をなぞっても
次に何をすればいいか、なんていう答えは見えてこない

強いて言えば・・・
アンケート結果で注目すべき点は
大きな数字よりも、むしろ小さな数字じゃないかな?

小さなところを大きくする・・・
というのがビジネスだから、ね。


参考資料:具体的なように見えて、きわめて抽象的な・・・数字