昨日のトラックの運ちゃんの話を
会社の連中にしていていたら…
そういえば、別の会社のトラックの運ちゃんから、
こんな話を聞いたことがある、と
またしても裏事情が飛び出してきた。
或るスーパーに
定期的に荷物を届けていた運ちゃんの話。
その運ちゃんは毎日、
スーパーに卵を満載して届けていたらしいのだが、
使っていたトラックは保冷車ではなく普通車。
だから絶対にあそこで卵は買わない、と
運ちゃんは豪語していた、らしい。
そのスーパーの近所に住む人たちは、
そのスーパーの卵の値段が
異常に安いのを知っていた。
1パック88円とか、ね。
卵やティッシュを客寄せに安くするのは常套手段だけど、
安いのには安いなりの理由もあった…というわけだ。
卵の値段というのは、
ここ30年くらい大きく変わっていないらしい。
むしろ安くなっているくらいで、
それだけ養鶏業者が
安定供給に努力をしているんだろうけれど…
努力にも限界はあるだろう。
最終的に我々消費者は
安全に対してお金を支払っているんだと思う。
とくに食については。
安全にかける金額を値切れば、
危険に近づくのは当然だし、
無理することにかける金は…贅沢以外の何ものでもない。
地元で採れるものを食うに限るな。
何も無理して、
やれ北海道だの九州だのから、
そこでしか採れないものを取り寄せてまで
食う必要はないんじゃなかろうか…。
どう逆立ちしたって、
そこに行って食うのが一番旨いに決まってるし、ね。
ちなみに今日話題に出したスーパーは
…すでになくなっている。
スーパーの跡地には、
これまた安売りスーツの店が開店した。
安いものは全部ダメ…とは言わないが
騙されるのは金持ちじゃなく、
金に余裕がない、足下を見られがちの人
…だったりする。