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Episode No.107:鶏は休まない

今日でdigitakeも公開丸4ヶ月を迎えた。

たくさんの励ましをいただいたお陰で、公言した通り何とか1日も休まずアップロードし続けることができた。ごらんいただいている方々にあらためて感謝する。

ところで先日、仕事の関係である卵の生産工場を見学してきた。
東北にあるその工場は東洋一の規模で、敷地の端と端では天気が違うこともあるというほどのスケールだ。

パッキング工場に隣接した農場には150万羽もの鶏が飼育されている。
その昔、別の農場で2万羽の鶏が飼育されているところを見たが、通路の両脇から首を出して鳴いている鶏の間を歩くのは、慣れない者にとっては大変な勇気が必要だった。

私が自分で卵を買いに行くことは滅多にないが、最近、スーパーで売られている卵は、S、M、Lというサイズ表示がしてあるものだけではなく、"○○の卵"というブランド表示のものが増えてきているようだ。

ブランドの違いは、卵を産む鶏に与えるエサの違いによってできるものだそうで「同じ卵なのに、ブランドの違いでそんなに違うものなのか?」と思ったが、お土産でもらったブランド卵をウチで食べてビックリ!! 確かに違う。黄身がふっくらとしていて弾力があり、生でそのままゴハンにかけて食べないともったいないという感じ。ちなみに、この卵の定価は1個100円也。

では、S、M、Lという卵のサイズはどうしてできるか?
大きな鶏が大きな卵を産み、小さな鶏が小さな卵を産むことには違いはないが、実は1羽の鶏が最初はSサイズを産み、育つにしたがってM、Lを産むようになるという。
Lを産み終わった鶏がどうなるのかは、ちょっと怖くて聞けなかったが・・・。

見渡す限り、地平線までと言っては大げさだが、産み立ての卵が並んだ工場で、工場長に年末年始のお休みはないんですか? と聞いたら

「もちろんありません。年末年始だからといって鶏は卵を産むの休んでくれませんから」

と言われた。そりゃそうだ。

私も当面は、メシ食ってクソするのと同じようにdigitakeしようと思う。


参考資料:とくになし

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