蒸すね。
関東地方の天気は今ひとつだけど
実にムシムシじめじめしてる。
こんな時に外回りの仕事の人は大変だ。
某大手運送会社の運ちゃんが
エアコンの効いた事務所に入ってくるなり
「ああ涼しい~」と言ったかと思うと、
続けて愚痴り出した。
エコロジーのために
アイドリング・ストップをしなければならず、
渋滞中にはエンジンを切るもんだから
エアコンもきかなくなり…辛い、と。
最近はちょっとエンジンをかけっぱなしで
トラックを駐めていようものなら
「アイドリング・ストップだろ」と
通りがかりの人にまで怒られるという。
環境に優しい社会は人に厳しい。
し・か・し…それだけではないという。
エンジンが止まってエアコンが止まると同時に、
クール便の冷蔵庫も止まってしまうのだ。
運ちゃんいわく、
ドイツなどのエコ先進国でも
クール便の車だけは
アイドリング・ストップをしなくてもいいことに
なっているらしいのだが…
見よう見まねの日本では、
そこまで考えずにとにかく
止めることになっちゃってるらしい。
信号待ちくらいの間ならまだいいが…
団地などで荷物を配りまくるような場合、
時には30分、1時間も
炎天下の中、エンジンは止めっぱなし。
-18度を保っていたはずの冷凍庫は
-3度くらいにまでなることも、しばしばだとか。
さすがにベチョベチョに溶けてしまった
冷凍の荷物はそのまま届けられないので、
そんな時には30分くらい迂回して、
再び凍りついた頃、届けている…らしい。
クールなのは荷物じゃなくて…運ちゃんだ、ね。
これって…すごく怖いことじゃない?
食中毒が起きても不思議じゃないよね?
もちろん配達の順番は考えているだろうけど、
この時期…
再配達の冷凍の荷物は…危険が一杯?!
安全性を考えるなら
営業所止めにして取りに行った方が
安心な気もする。
誰が悪いと後で言ったところで、
痛い思いをするのは自分だから、ね。