Episode No.3252(20090128)
地元のレストランで
支給されなかった可能性のある男の息子

オバマ大統領の、
200万人もの人たちを集めた
空前の大統領就任式を見てから・・・
彼の尊敬するリンカーン
そしてオバマ氏と同じように
アメリカの期待を一身に集めた
ケネディについて
・・・ちょっと調べてみたりしてる。

ひと度、何かを調べ始めてみると、
新しい発見
(自分が知らなかっただけなのだが)
と同時に
次から次へと新しい疑問が浮かんでくる。

オバマ大統領は就任演説の中で・・・

「約60年前なら地元のレストランで
 給仕されなかった可能性のある男の息子が、
 こうして皆さんの前で
 宣誓式に臨むことができるのか。
 これこそが、
 我々の自由、我々の信条の意味なのだ」

・・・と高らかに言って観衆の胸を打った。

その時・・・ニュースの画面には
力一倍に拍手をする黒人の老紳士と
寄り添う白人の老婦人が映し出された。

てっきりオバマ氏の両親だと思っていたが、
実はオバマ氏の両親はすでに他界している。

ケニア出身の黒人の父と
カンザス出身の白人の母は、
ハワイ大学で知り合い、
周囲の反対を押し切って結婚。

しかし、オバマ氏が3歳の時には離婚。
その後、それぞれ再婚し、
オバマ氏は母と母方の祖母に育てられた。

オバマ氏が実父親と再会したのは
10歳の時の一度きりらしい。

そんな中・・・
あのオバマ氏も高校時代には
飲酒、喫煙はもとより、
大麻やコカインにまで手を出したことがあると
自伝で語っている。

実父はオバマ氏が21歳の時に自動車事故で他界。
母親も34歳の時に卵巣がんで他界。

偉くなる人は、
スマートに見えても
・・・みんな苦労人なんだな。

苦労せずに偉い地位についてしまった人は
・・・逆に馬鹿にされちゃうよ、ね。

参考:「Wikipedia〜バラク・オバマ」