Episode No.3239(20090113)
立体的に考える

本屋で偶然出逢った本。
「世界はいっしょにまわっている」(小学館)

学校で習った歴史は・・・
日本史と世界史に分かれていたけど、
日本がこういう時代だった時、
世界では何があったのか?
そうしたエピソードが載っていて興味深い。

例えばこんな話・・・。

ドイツ系移民のストラウスは、
ゴールドラッシュにわくカリフォルニアで
金を採掘する代わりに
採鉱者のための
丈夫なズボンを売ることを思いついた。

ヨーロッパ産のデニムを使ったこのスボンが
言うまでもなくジーンズの原型。

ストラウスのファースト・ネームは
・・・リーバイ、
Levi'sは、こうして誕生し、
後にポケットを金属鋲で補強するという
特許も取得している。

Levi'sを製造販売している会社の正式名称は、
現在でもリーバイ・ストラウス。
日本でもリーバイ・ストラウス・ジャパン(株)
販売元になっている。

・・・で、リーバイ・ストラウスが
サンフランシスコに雑貨屋を開いたのは1853年。

日本ではペリーが浦賀に来航した年だ。

今年は横浜が開港して150周年になるけど、
アメリカ人がジーンズを履き始めた頃、
日本はまだ桜田門外の変より前だったんだね。

歴史も仕事も家庭も・・・
自分が歩いている道と
一緒に走っている別の道についても、
立体的に考えてみないと見えないことがある、な。