インターネット上で
銀行取引ができるのも、
もう当たり前のこととなった。
残高の確認は当然のこと・・・
振り込みだっていつでもできる。
オークションで物を売り・・・
ネット上で入金確認をする。
で、また自分も
何かほしいものがあると
オークションや
ネットショップで買い物をして・・・
ネット上から相手先に送金をする。
確かにお金の流れはあるのだが・・・
まったく現金は触るどころか見てもいない。
まるで、物々交換をしているみたいだ。
不要になったものを手放して
必要なものを手にする・・・というのは、
まぁ、無駄が軽減できると言えばできる。
これまでは
捨てるしかないと思っていた物が
少なからず役立つわけだからね。
ゴミも減るし、ね。
しかし・・・
まるでホステスが仕事に疲れて
ホストクラブに通っているような感じが
・・・しなくもない。
それに・・・
現金を見ないという
一種ゲーム感覚的なものには
・・・ちょっとばかり危惧も感じる。
そもそも日本のお父さんが弱くなったのは、
給料が振り込みになってからという気もするし。
便利さは人を弱くする。
当然だけど銀行には・・・
自分の名前が書いてある金庫があって、
その中に現金が入ってるわけじゃない。
そこにあるのは・・・データだけ。
汗の結晶がデータというのは
何とも味気ない。
その味気なさを払拭したくて
・・・やっばり
目に見える物に変えてしまうのだろうか?
物に囲まれる間に合わせの幸福感と・・・
物に押し潰されそうになるいつもの不安。
・・・達成感は買えない、な。