Episode No.1092(20020223):間に合わせの安心

コンビニの電灯が・・・
通常店舗の何倍もの明るさを放っているのは周知の通り。

深夜では、パッと目につくように。
もちろん、そんな理由もあるけど・・・
全面ガラス貼りにして、明るく
今の季節なら暖かい雰囲気と・・・
中に何人かの客の姿でも見えれば
ついつい、たいした用もないのに
フラフラ入ってしまうという人間真理をついている。

こんな真夜中でも、起きているのは自分だけじゃない。
そんな安心感があるのかな。

ネットをつないでいても、
そんなことを感じることがある。

普段は・・・
自分だけは、こうありたい
なんて思っている、あるには思おうとしているのに
いざとなると・・・
こうしているのは自分だけじゃない
そんな風に思って安心を求めてしまう。

孤独という立場において、生き物は同等。
1分60秒ということにおいてのみ平等
あとは全部・・・違う。

だから、自分がある。

当人が良ければ、すべてOK。
だけど・・・
当人は良いつもりでいても
家族や知人、隣人、社会がそれを許さない場合が多々ある。

自分が良いように感じたまま生きるには・・・
周囲を納得させるだけの力が必要だ。

どう思われたっていい・・・
そう投げやりになる人間に限って
人目をすごく気にしてたりする。

どう思われたっていいんだと
誰かに伝えた瞬間に・・・本当は、そうじゃなくなってる。

安心を支える力。
目の前を不安材料を打ち消す力こそが、安心を支える力。

絶対評価に不安がり・・・
相対評価に安心を求めていても、何も変わらない。
自分のいるところは同じなんだからね。

寒空の中・・・
深夜、コンビニに買い物に行かなければならなくなったのは
昼間のうちに買い物をしておかなかったからだ。

最初から24時間営業の店があることが前提で
わざとそうしたのなら、それもいい。

でも・・・
人生のコンビニはないから、ね。


参考資料:深夜の目覚め