蕎麦か牛丼か、どっちを食べに行く?
・・・と尋ねられるのと、
蕎麦を食べに行くけど、一緒に行く?
・・・と尋ねられるのは違うよ、ね。
前者の質問は、
あくまでも一緒に行くことが前提で・・・
後者の場合は、
場合によっては一緒に行ってもいい程度。
2人の間柄にもよるけれど、
誘われるとしたら・・・どっちのが嬉しいだろう?
・・・当然、前者じゃないかな?
後者の質問には、
質問された方に選択権がないから、ね。
何か仕事を任されて・・・一生懸命考える。
考えた末・・・
A案とB案、どちらにしますか?
・・・と尋ねれば結構スムースに仕事は運ぶ。
この案で行くべきです。
・・・と言ってしまうと、
いくら自分が懸命に考えた案も通りにくい。
そもそもの目的は、
自分の案を通すことではなく、
相手のお願いを具現化してあげること。
・・・たいていの頼まれ事はそうだ。
寿司をおごってやるけど、一緒に行く?
・・・と言えれば、
ついて来る人は多いかもしれないけど
・・・おごってばかりじゃあ儲からない。
せめて・・・
安くてうまい寿司屋を見つけたんだ。
おごってくれるなら連れて行くよ。
・・・くらい言えないと、ね。
選択させるために必要なのは
無形のアイデアより、
具体的な情報と何よりノウハウだろう。