Episode No.1608(20031020)
「ノウハウ」を勘違いしない

仕事でも遊びでも
うまくこなすためにはノウハウが肝心だ。

knowhow(ノウハウ)を辞書でひくと、
実際的[専門的]知識,
技術情報, (製造などの)技術; こつ
・・・と出ている。

ノウハウは知識のひとつに違いない。
ただ・・・
ここで勘違いしやすいのが
どんな知識か、ということじゃないかな?

知識にもいろいろある。

テレビや映画で見たり、
本や雑誌を読んで知ったことも
もちろん知識。

でも・・・
そんな知識が胸をはって
ノウハウと言えるのかなぁ?

ノウハウを活かして金儲け
誰でもしたいと思うんだけど・・・
見たり、聞いたり、
読んだりした程度の知識で
容易に金儲けできるくらいなら
金に困る人などいないだろう。

もう一度、辞書を見てみよう。

実際的[専門的]知識・・・と書いてある。
じゃあ、実際的、専門的って何だ?

単純に言えば・・・経験なんだと思う。

つまり・・・
経験を伴わない知識では
少なくとも金儲けはできない。

本当に武器になるのは・・・
「knowhow」ではなく、
「nowhere」・・・
どこにも…ない、ということだ。

ちょっと文法的には
使い方が違うかもしれないけど、ね。

ちなみに「nowhere」には
「名もない状態=無名」という意味もある。

「come from nowhere」と言えば
無名から頭角をあらわす、
という意味になるらしい。

本物の「knowhow」で
「come from nowhere」と
・・・いきたいね。


参考資料:勘違いした人々