Episode No.2873(20071105)：
できる喜び

先週、仕事の関係で
「楽器フェア2007」というイベントに行った。

楽器といえば、フォークギターで
3コードの簡単な曲くらいしか弾けない私だが、
職人が作ったモノを見るのは大好き。

楽器は・・・ほとんどが手作りだから、ね。

有名な国内メーカーも何社かあるけど、
日本の人件費を考えると、
とても商売にはできないらしい。

したがって、どうしても輸入品が多くなる。
楽器にもよるけど・・・
今はロシアあたりで作られているものが多いらしい。

各ブースでは、
それぞれの会社で販売する楽器を使って、
プロ・ミュージシャンが生演奏も行っていた。

或るブースで見た白人のミュージシャンは、
無愛想で、ボテッとした感じで・・・
とても見た目にカッコいい男とは思えなかったが、
アコギを抱えてブルースを歌い出すと
・・・これがものすごくシブい。

YouTobeにも彼の画像があったので
試しに貼り付けてみよう。

音だけ聴いていると、
とても1人で弾いているとは思えないのだが
・・・見ての通りたった1人で弾いてる。

「禁じられた遊び」を弾いている人を
初めて見た時にも・・・
これと同じような驚きがあった。

フェアで陳列されていたギターは
60万、80万するものが多かった。
見るからにカッコいいものばかり・・・。

頑張れば
いつか買えるかもしれないが・・・
いくら高いギターを買っても
・・・弾けなければ意味はない。

自分で何かができるようにならない限り、
何を買ったり、持っていたりしても
・・・人間としての魅力にはつながらないよ、ね。