Episode No.2831(20070917)
余命

敬老の日に向けて、
ついに100歳以上のお年寄りが3万人を超えた
・・・というニュースを読んだ。

BBSでも・・・
すごい人数だと思うけど、
その3万人という数字は、
はたして100年前に生まれた人のうち、何%なんだろう?
・・・と書いたら

人口統計でいくと明治40年生まれた人は1,614,447人だそうだ。
3万人が全てこの年の人じゃないから
今年100歳をむかえる人だけを考えると17,778人だから、1.1%になる。

・・・という返信があった。

自分で調べたわけではないので
ネタにするのもナンだけど
・・・まぁ、そんなものかもしれない、ね。

つまり・・・
100人に1人しか100歳までは生きられない
・・・ということなんだそうだ。

日本人は平均寿命が長いので、
その数字だけ見て、
つい安心してしまうところがあるけれど
・・・そんな安心は、まったく根拠のないものだ。

平均・・・ってのは、極端な話、
100歳まで生きた人と、
生まれたとたんに亡くなってしまった赤ん坊がいたら、
平均寿命は50歳になってしまうわけだしね。

100人といえば、うちの子たちが通う
小中学校の1学年の人数くらい・・・か。

同級生全部の中で
自分一人だけ長生きする自信はあるか?
・・・と聞かれたら、
誰しもが「ない」と答えるだろう。

平均寿命や長寿の話ばかりでなく、
自分の同じ誕生年に生まれた人の数と、
今、同じ年齢を向かえている人の数が、
ひと目でわかるデータベースがあったらいいのに。

ある年齢になって、
もう50%は同級生はいない
・・・とかわかるのは、ちょっと怖い気もするけど、
ああ俺には何の取り柄もないけど
全国の同級生の中で何割に入った
・・・なんて思うのも何かの励みになるかもしれない。

いずれにしても・・・
根拠のない安心感をもつより
数倍、今を必死に生きようと
・・・頑張れるんじゃないかな。

誰か厚生労働省に知り合いはいないか?
掛け合ってみるよ。

最も厚生労働省は・・・それどこじゃない、か。