Episode No.2581(20061129)：
付き合いの質

例によって
カタい話をするようだけど・・・

たとえマンガ本1冊であっても、
借りたものを返さない人を
・・・私は信用できない。

逆に、
いつ返してもいいよ、と言っていたものを
キチンと返してくれる人に会うと、
さほど長い付き合いがなくても
・・・すぐに信用しちゃう。

付き合いの善し悪しは
「長さ」じゃなくて「質」だ。

その質を見極めるのに
物の貸し借りというのは
実に端的なものだろう。

確かに、
自分でもうっかりしてしまうことはあるし、
そういう意味では
自分自身への戒めを含めて
・・・そう思うんだ。

これまでの経験上・・・
小さな約束を果たせない人に
大きな約束を果たせたためしはない。

小さな約束を守れない人に限って、
それを穴埋めするかの如く
大きな約束をしたがるものだが・・・
元金より利子の方が大きくなった借金は、
そうやすやすと返せるものではない。

宝くじが当たらないと
穴埋めできないような生き方をしているというのは
・・・つまり自分で努力していない証拠。

そういう人と「長く」付き合っていても
・・・いいことなど、ないだろう。

むろん、
たとえそれほどだらしのない人でも
誰かが信じていてくれるおかげで
立ち直ることもあると思う。

ただし・・・
そんな甘えが許されるのは、
せいぜい身内の間だけの話で、
パジャマ姿のまま外を歩いていたら、
普通に扱ってはもらえないよ、ね。