Episode No.1779(20040506):
功罪
朝があって夜がある。
光があって影ができる。
金を稼いで無駄遣いする。
・・・これは違う、か。
とにかくね・・・
どんなものにだって功罪がある。
偉人と言われた人たちにも、ね。
シェイクスピアが
名ゼリフをたくさん作ったために
西洋人はセリフのない演技には
注目できず・・・
いわゆる“間”を
理解しづらくなってしまった、と
ロンドンで一人芝居をしているという
小宮孝泰氏がテレビで言ってた。
・・・なるほど。
確かに・・・
漫画の神様・手塚治虫が
国内初のアニメーションを
実写の半分くらいの予算で
強引に作ってしまったために・・・
日本はアニメ大国になった一方、
日本人は動かないアニメに
すっかり見慣らされてしまった。
・・・という話も聞くし、
マクドナルドのおかげで
デフレが進んだ、という感じもする。
そうしたことから比べたら
かなりスケールは小さいけれど・・・
きっと私がやっていることにも
功罪はかなりあるんだろうな。
何かをする・・・ということは
言い方を変えれば
波風を立てる、ということだ。
そいつを恐れていたのでは
何もできないんだけどね。
絶対だなんて胸をはるのは嘘つき。
むしろ・・・
こんなデメリットもある
・・・ということを
ハッキリわかっていなきゃならないし、
説明もできなければダメだろうね。
ただし・・・
絶対だと言えないことが
進めない理由にはならない。
結果はやったから、わかるんだ。