Episode No.1516(20030703)
儲からない理由

世の中には、
いろんな仕事があるもんだけど・・・
働く人たちを見ると
大きく分けて、2種類の働き方があると思う。

そもそも仕事というのは・・・
何かを売って、金にすることが原則。

自分で商いをしていない場合・・・
サラリーマンやアルバイトだって
ちゃんと売ってるものはある。

それは・・・自分の時間。

自分の人生に与えられた時間を
切り売りして、誰かの命令に従うことで
その対価を得ているわけだ。

話を元に戻すと・・・つまり、
自分の時間を売って金を得ている人と
自分の能力を売って商売にしている人がいる。
・・・そんな風に思う。

もちろん、時間を売っている場合にも
その中でやる労働には
能力が求められるわけだけど・・・
ストレートに能力を売っている場合と
最も違うのは・・・
いくら合理的に仕事をこなそうと、
何時間働いたかで、
賃金が変わってくるという点だ。
能力によって時給は違うだろうけど、ね。

能力が売りの場合には・・・
たとえ10分しか仕事をしなくても
何十万になることだってある。

かわりに・・・
何万円稼ぐのに
何日もかかることもあるけど、ね。

どちらがいいか、ではなく・・・
向き、不向きはあるだろう。

ただ・・・
時間を売っているだけでは
絶対に頭打ちにはなっちゃうよね。
どんなに努力したって・・・
1日は24時間しかないんだから。

どんなに能力を売りたくても
買ってくれる人がいなければ商売にはならない。

持ってる能力と売れる能力は、また別。

いくら自分に能力があるつもりでいても
実績がなければ、最初からそんな能力を
信じてくれる人など、まずいない。

だから、どんな仕事でも・・・
最初はやっぱり、与えられた時間の中で
確実にこなすことを覚えなければならないだろう、ね。


参考資料:自分のためだけ考えてたって・・・すぐに限界が来るよ