Episode No.1398(20030215)
会社はわかってくれない?!

「仕事上の相談ごとがある」
・・・と言って旧友が訪ねてきた。

彼とは中学1年の時に知り合った仲で
付き合いが続いている仲間の中でも
古い友人の一人だ。

相談は簡単に言えば、こんな内容・・・

会社で承認してくれない企画
どうしても自分でやりたいのだが、
そのためには資金が必要。

別に私に金を貸してくれというのではなく、
あくまで金の作り方を相談したいという感じだ。

私が指摘したのは、大きく分けて次の2点。

なぜ、会社がその企画を承認してくれなかったのか?
そして・・・
自分でやるのに、どんな方法でいくらいるのか?

彼の考えでは
会社でやるのと同じ方法をとって
個人でやろう・・・ということらしいが、
私はハッキリ言った。

その考えは・・・甘い。

個人でやる限り、会社と同じ予算をつかっても
会社という看板の元に行うだけの効果は期待できない。

つまり・・・
せっかく個人でやるのなら
今まで会社でやってきたのとはあきらかに違う
新しい手法のアイデアがなければ勝負にならない

どんなにつまらない会社であろうと
個人とは比較にならないほどの認知はされているものだ。

もしも同じやり方しか思いつかないようであれば
何としてでも上司を説得して会社としてやるしかない。
それがダメなら・・・やるべきではないし
その程度のことが説得できないようでは
やってもいい結果は期待できないだろう。

男40歳・・・
人生に対する腹の決め時である。


参考資料:昔みたいにラブレターの代筆してやるわけにはいかないぞぉ