Episode No.1300(20021024):世間の風

空腹時にスーパーで買い物をすると
つい食いきれないほどの物を買ってしまう。

翌日まで残しておいても
差し支えのないものならいいんだけど・・・
そういう時に限って
新鮮で旨そうな刺身などを買ってしまい
近所の野良猫を喜ばせるはめになる。

仕事の仕方や遊び方・・・
もちろん飯の食い方や金のつかい方・・・
そして、人への気のつかい方・・・

自分の基準に従って
日々を暮らしているようなつもりでいて
本当は・・・
自分の基準ほど不明確なものはない。

自分の基準にマッチしないことが起こると
カッとなるクセに、ね。

「足に合うジョギングシューズを選ぶなら、
 足のむくむ夕方買いに行くのがよい。
 そのサイズが
 走って疲れたときの足と同じ状態だから」
・・・『ちょっとしたヒトの叡智

世間を知っている・・・
というだけが大人じゃない。

シャルル・ドゴール空港に降り立った時の
香水と葉巻の入り交じったような臭いは知らなくても
テレビをつければパリの様子はわかる。

身の程を知ってるのが大人、じゃないか?

できもしない約束を
平気でしてしまうのは・・・ガキのすること。

世間がガキだと思ってくれる年代なら
・・・まだ救いはあるんだけど、ね。


参考資料:「ちょっとしたヒトの叡智」パキラハウス=編 講談社=刊