Episode No.1210(20020711):安全はやかましい?

大手玩具メーカー、タカラ・・・と言えば
リカちゃん」人形で有名な会社だが
男の子向けとしては・・・
現代版ベーゴマの「ベイブレード」や
プルバックゼンマイ搭載の「チョロQ」が知られている。

最近の「チョロQ」は・・・
小さいながらラジコン化され
「デジQ」の名称で売られたりしているが
驚くなかれ、今度はグーッと大きくなって
本当に人を乗せて走る「チョロQ」ができた。

1人乗りの電気自動車で、道交法上は原付4輪。
つまり普通免許があれば、公道を走ることができるのだ。

価格は100万以上もするし、
カタチは「チョロQ」のままだから
いくら可愛らしくても、これで買い物に出かけるのには
ちょっと勇気がいりそうだけど、ね。

そもそもエジソンが電池の研究をしていたのは
電気自動車を走らせるためで・・・
実は、それくらい電気自動車の歴史は長い。

それについては以前にも、ちょっと書いたけど・・・
それでも、なかなか実用化しなかったのは
馬力はもとより、充電方法がネックだった。

馬力の点では・・・
すでに時速200kmを超える
高スピードを実現した電気自動車も登場しているし、
「チョロQ」の電気自動車版のように・・・
家庭用の電源で充電可能な車種も増えてきている。

21世紀・・・
いよいよ、排ガスも騒音もない
エコロジーな電気自動車が街をゆく時代になってきた。

だけど・・・
新しいものが登場すると
また新しい問題が出てくるのが世の常。

電気自動車でいえば・・・まず、電磁波の問題。

そして、騒音がない・・・という利点が
かえって人身事故を招きかねないという懸念もある。

最近はプロのカメラマンも
ずいぶんデジタルカメラを使うようになったけど
あの「カシャッ」という音がしないと
写している方も、写されている方も
どうもシックリ来ないらしく・・・
デジカメなのに、わざと「カチャッ」という
サンプリング音を出す機種がある。

そのうち電気自動車も・・・
スピーカーから、わざとエンジン音を出しながら
走るようになるかも、ね。


参考資料:ZD net Japan http://www.zdnet.co.jp/mobile/0201/22/n_qcar.html