Episode No.1175(20020531):処理こそ仕事

今使ってる机の大きさ、どれくらいある?

たとえどんなに大きな机を使っていたとしても・・・
自分の手が届く範囲は決まっているし
どんどん書類がたまっていったら・・・
やがては机から書類は落ちる。

どんなに優れた機能を持つ棚を通販で買っても
遅かれ早かれ限界は来る。

机の上をスッキリさせようと思ったら・・・
やっぱり処理してくしか、ないんだよね。

処理せずに捨てたら放棄したことになるし
放棄していいものもあるだろうけれど
そうじゃなかったら・・・
その書類をまわしてきた人に、会わせる顔がなくなる

そりゃあ、机に向かってひたすら処理できればいいけれど
仕事はそんなことばかりじゃないし・・・
人間は機械じゃないから
同じペースで最初から最後まで処理を続けられるもんじゃない。

それでも、次から次ぎへと書類はまわってくる。

自分の机の上のことなんかすっかり忘れて
できるつもりになって持ち帰ってきてしまうこともあれば、
できないと言っても押しつけられることもある。

いずれにせよ、処理を急ぐしか解決の方法はないのだが
その負担を少しでも減らすためには
忙しいからと言って、新しい仕事の相談を持ち帰らずに
その場で真剣に打ち返してしまうことも必要だ。

結局、問題を先延ばしにすることが、
利子を増やしていってしまう。

前にも書いたけど・・・
取引先に昔、こんな人がいた。

新しい印刷屋を探していて、何社かに声をかけたが
たいていは「後日、見積をお出しします」と言う。

ひどいところは、そのまま見積すら来ない。

結局、取引を決めたのは・・・
こちらの話を聞いた、その場で見積を書いたところだ。

仕事ができる人は、処理のうまい人

逃げまわっていたんじゃ、強くはなれないし
バカ正直にやっているだけじゃ、処理は追いつかない。

じっくり、やりたい仕事に時間をとるためにも・・・
処理に励むしかないな。


参考資料:今月も・・・結構、処理したけど、まだ追いつかない