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Episode No.534(20000513):便利さが麻痺させた感覚

深夜のコト。
NHK教育テレビで『10min.ボックス』という"ちょっとした話題"の再放送を連続してやってた。

以前なら、この時間は寝る前に腹が減って、お茶漬けタイムだったんだけど・・・。
今は食い足りないな・・・と思っても、カップスープを飲む
程度にしている

で、熱あつのスープをすする間の10分間・・・見た。

テーマは「川とくらし」・・・いかにも教育テレビらしい。
ちょうど見たのは、中国からタイ、ラオス、ベトナムを縫って流れるメコン川の紹介。

周辺国の内乱がおさまって平和が訪れたこの川は・・・。
今、貿易の主要ルートとして使われ"黄金の川"と呼ばれているらしい。
水は真っ茶色で、まるっきりドロ水のようだけど。

全長4,000km以上の、この川の周囲は原生林に覆われている。
当然、国をつなぐマトモな道がない。
だから、川が一番のルート・・・となるワケだ。

タイを通過するあたりでは、船にたくさんの木材が積まれていた。
ジャングルの急斜面であるにもかかわらず、大木を何本も運び、ちゃんと船まで転がしているのは・・・象だ。

なるほどこんな場所では、どんなに性能のいいクレーンがあっても足場はないし・・・。
トラックだって走るコトはできない。
でも、象ならちゃんと状況に合わせて・・・意外に長い足を上げて進む。
力もあるし、頭上の人間に引っぱってきた鎖を鼻で渡すほどの利口者だ。

象に限らず、牛でも馬でも・・・昔はもっと人間といっしょに働く動物は多かった。
思えば人間が作り出した都会という快適空間は、人間だけしか住めない空間でもある。

はたしてペットとして愛玩されたり、動物園で単なる見せ物となっているのと・・・。
人間と共に働く動物とでは、どちらが幸せなんだろう?

動物たちにとってだけでなく、人間にとっても・・・。
ただ可愛がる対象として動物に接するのと、働く仲間として生きるのとでは・・・。
かなり意味合いが違うような気もする。

今週は
環境問題とか、についてもちょっと書いてみたりしたけど・・・。
人間も機械ばかりを相手にしていると、明確な結論ばかりを急いで求めるようになってしまって・・・。
血の通ったモノたちとの関係が決してそうでないコトが、わからなくなってしまうような気がする。

自分だって簡単には変われないのに・・・。
周囲の人たちや、時には幼い子供にまで、機械と同じコトを求めてやしないだろうか?

動物を訓練し共に働いている人たちは・・・
そんな無茶なコトはしないんだろうな・・・きっと。


参考資料:「10min.ボックス」NHK教育テレビ

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