Episode No.413(991222):未来は、未来のある人間に築かせろ!
おたくの会社の平均年齢は、いくつ?
学生の方だったら・・・先生の平均年齢は?
自らを「世界一の借金王」・・・なんてノンキなコトを言っている小渕首相。
第二次小渕改造内閣に19人いる閣僚の平均年齢は約64.1歳だ。
小渕首相は62歳。
最年長は首相経験者の大蔵大臣、宮沢喜一80歳。
戦後最年少大臣として入閣した野田聖子38歳がヌケたので、現在は最も若いくても文部大臣兼科学技術庁長官が中曽根弘文53歳・・・中曽根元首相の長男だ。
無論、若けりゃいいってモンじゃない。
しかし、それなりの年齢でそれなりの地位に就いた人たちには、どうも期待できない・・・という感じがするのは私だけではないだろう。
1984年に怖いゴジラの復活を目的に作られた『ゴジラ』の中で首相を演じた小林桂樹が、ゴジラ出現の報を受けて「ゴジラか・・・私の在任中には出現してほしくなかった」とかいうセリフがあったが・・・。
なんだか長いコト下積みを経験して、ようやく上の地位にたどり着いた人たちにとっては、もうそこが人生のゴールみたいになっちゃってるような・・・。
本当は、そこからが本領を発揮すべきスタート・・・なのにね。
ポストを手に入れたとたん守りに入る・・・それじゃあ本当の改革なんてできっこない。
今を去ること114年前・・・1885年の今日12月22日。
日本に初めての内閣が誕生した。
初代首相は最近あまり顔を見る機会のなくなった伊藤博文。
明治時代に入ってすぐに内閣管制が敷かれたと思ったら大間違いで、ようやく内閣というものが成立したのは、ようやく明治18年になってからコトだ。
この時、伊藤博文は45歳。
J・F・ケネディが大統領に就任した時よりも2つ年上だったとは言え・・・若い。
さらに第一次伊藤内閣の平均年齢は46.2歳だった。
歳を重ねなければできないコトがあるのと同様に、若くなければできないコトもきっとあるはず。
・・・徹夜マージャンやイッキ飲みのほかにも、ね。