1日は24時間ある。
これは誰でも知っている話。
24時間を3で割ると、8時間。
これも当たり前の話。
メーデーは、もともと冬の長いヨーロッパの人々が若草の芽吹く頃を祝う祝日だった。
今日の"万国労働者団結の日"としてのメーデーは、1886年5月1日にアメリカの労働者がストライキやデモを行ったことに端を発して、その3年後に正式に制定されたもの。
日本では1905年に国内初のメーデー集会があり、1920年からは労組主催で行われるようになった。
さて、今日のメーデーの発端となった113年前のストライキやデモは、そもそも何で起こったのか?
そのスローガンは人間的な生活を充実させるための「8時間の労働、8時間の休息」。
そして、残りの8時間については「教育」を唱っている。
ストライキといえば「賃金上げろ」とか「休ませろ」といった要求が連想されるが「学ばせろ」と叫んでいたところに当時の人々の志の高さを感じる。
学び、働き、休む・・・ということこそ人間を向上させる豊かな生活。
楽しむことも大切だが、楽しむことと学ぶことがイコールで結ばれていたら、それに越したことはない。
さらに働くことが、楽しみになれば、申し分ない人生と言える。
「我々は人生の大半の時間を仕事に使っている。仕事が楽しければ、誰でも熱心に働く。
仕事が楽しくなるのなら、できることは何でもするべきだと思う。
私の一番大切な仕事は、仕事を楽しくすることだ」
とは、インテルの創業者、アンドリュー・グローブの言葉。
グローブに限らず、本田宗一郎もスピルバーグもルーカスも・・・。
いわゆる成功をおさめた人ほど、仕事をつらがってはいない・・・ようだ。
楽をすることが幸福に生きることじゃない・・・でしょ?!