Episode No.1449(20030416):
条件
何かをしようとする時、
必ず考えなければならないのが・・・条件。
ハンドルを切るのも
ブレーキを踏むのも
目の前に、そこを通る条件があるからだ。
条件が多ければもちろん、
少ない時は少ない時なりに困るものだ。
「こうしてほしい」と言われるより
「自由にしてくれ」と言われる方が
かえって、どうしていいのか
わからなくなっちゃうことって、あるでしょ?
そういう時は・・・
結局、自分で条件を考え出しているんだよね。
いわゆる創作的な仕事の場合は、とくにそう。
自分の表現で仕事をしたいなんて考えて
創作的な仕事を目指しても・・・
それが仕事である以上、条件はつきもの。
客がいないと仕事は成り立たない。
つまり、目の前にいる客のためにやるのが
・・・仕事だからね。
結果として自分が得るのが金。
仕事の成果は客が自分から買っていったものだ。
条件があるのが仕事の辛さなら・・・
条件がないのは芸術の辛さかも、ね。
芸術家は、素人でなければならないと思う。
金のことを考え出しら、芸術は完成もしなければ
何も生み出さすことはできない。
金のことを考えるのは、やっぱり仕事なんだから
まずは客先の条件ありき・・・。
自分らしい仕事は・・・
相手の条件のクリアした上でなければ
成り立たないよ、ね。