でじたけの「人生日々更新」吉キチ

Episode No.4547(20130318)[偉人]Great man

吉キチ
I am a fan of KCHI Saito.

詳しいことはわからないというのが
正直な話しだが…
日本のTPP参加というのは、
いわば開国みたないものかもしれないね。

このところ、
下田の街並みや、そこに生きた人たちの
歴史に興味を持っているせいか、
最近のニュースも、ふとそんな風に思えてしまう。

歴史にはオモテの歴史と、ウラの歴史がある
…ということを今さらながら知った。

オモテの歴史というのは、
教科書や観光用のパンフレットに書かれている歴史。

それ自体、意図的な嘘は書いていないが、
ひらたく言えば、
子供に説明しづらいことは、あえて書かれていない。

遊郭は社交場と表現され、
そこにいかなる悲劇があったかなど、
うかがい知る気配すらない。

学校で習った歴史が、
あれほどつまらなかったのは、
その時代に生きていた人間の息吹というものが、
ほとんど感じられず、
ただ結果だけが羅列されていたからだろう。

今なお、先の大戦における従軍慰安婦問題は
時折ニュースとなるけれど…
開国当時の日本には、
従軍慰安婦ならぬ、
開国慰安婦が歴史の裏舞台を支えていた。

その第一号を唐人お吉としていいのかどうかは
解釈の分かれるところだが…
条約締結によって
武力による排除ができなくなった外国人を
一定の地域から出さないために、
いわば足かせの役目をしたのが開国慰安婦だ。

男でなければ特攻隊にはならない
…と、かつて書いた気がするけれど、
命を捨てる覚悟で身体を張った
開国慰安婦にも、特攻隊的な魂を感じる。

むろん、貧しさ故、金のため
…という理由はあったにせよ、
それだけで自分を納得させられるほど
人間は単細胞ではないところに
…憂いと苦しみ、そして覚悟がある

だから…人生、日々更新。

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