でじたけの「人生日々更新」歯車の動きを見れば、 人付き合いの上で 大事なことがわかる

Episode No.4541(20130311)[生活]Life

歯車の動きを見れば、
人付き合いの上で
大事なことがわかる
The human relations resemble the movement of the gear.

昔はよく…
会社の歯車になるのは嫌だ
…なんてことを言う若者が多かったけど、
最近はあまり聞かないね。

こう不景気が続くと…
歯車でも何でもいいから使って下さい
…なんて風になってきてるのかな?

それとも、
人と人との絆の大切さ
改めて知った日本人は
力を伝える歯車としての役割を
与えてもらえることが、
実は幸せなことだと悟ったのかな?

何度か書いてきたことだけど…
歯車の動きを見れば、
人付き合いの上で
大事なことがわかる気がするんだよ。

この発想のもとになっているのは、
歯車に人生を捧げた男、本田宗一郎の言葉。

「小さな歯車ほど、たくさん回らないと
 力を伝えることはできない」

賢者は身近なものから
世の中や人生の原理を読み解いていくんだな。

歯車を人に置き換えながら、
歯車が絡み合う動きを見てみると、
いろんなことがわかってくる。

軽快に回る歯車と歯車の間には、
適度な隙間がある。

ダイレクトに力を伝えるつもりで、
くっつけ過ぎでしまうと、
歯車はかえって動かなくなってしまう。

それでも動かそうとすれば余計な力がいる。
余計な力をかけ続けると…やがて壊れてしまう。

2つの歯車が絡み合う場合。
動力となるのは、どちらか一方だ。

片方が回れば、もう片方も回るが、
同時に回ろうとすると、
ひっかかって止まってしまう。

相手が回っている時に、
どうしても自分の力で回りたければ、
一旦、絡み合った歯を
ぶつからない所まで切り離す必要がある。

一緒に回っている歯車は、
歯のピッチは合っていても、
直径が同じだとは限らない。

片方が一周していても、
もう片方は半周しかしていないかもしれない。

お互いのサイクルを知ることで、
お互いの役割も見えてくる。

歯車を観察しているだけで、
まだまだ見えてくることはありそうだ。

だから…人生、日々更新。

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