でじたけの「人生日々更新」シリーズ・霊の話[2] 天国について

Episode No.4495(20130116)[徒然]Others

シリーズ・霊の話[2]
天国について
Story of the soul 02.

肉体が死した直後、体重が減るらしく、
それが魂の重さだと言われている
…のは有名な話。

あえていえば「死は卒業」である。

優等生は早く卒業してしまうこともあるし、
憎まれっ子は世にはばかり。

個人的には長生き=幸福だとは思っていない。
もしそうなら、
早死にしてしまった連中は、
みんな不幸になってしまうからね。

中退=自殺した者は、
おそらく別な場所で修行を強いられる。
肉体という刑務所から脱獄した者は
刑期が延びてしまうんだ。

いずれにしても
肉体から飛び出た魂は一旦宇宙へ還る。

天国という概念もまた、
裏付けはとれていないのに世界共通。
天の国、すなわち宇宙だし…
死んだら星になる
…という考え方を
誰に教わらなくとも人類は知っていた。

科学者の間では、
まだ人類が測定できないエネルギーが
宇宙にあふれていることは当然の常識である。

デジタル式の天体望遠鏡が開発された時、
はるか数万光年の彼方の星が
死を迎える様子を観測することに成功した。

砕け散った星が、
どうなっていくのかを観測することによって
宇宙の起源を推察できる
…と考えた科学者たちは観測を続けた。

それまでの常識でいえば、
真空の宇宙空間には何もないのだから、
砕け散った星屑はスピードを落とし、
やがて静止するだろう…と考えられた。

ところが実際に観測してみると、
星屑たちは次第に加速をつけて広がっていった。

科学者たちの常識は覆された。
何もない…と思っていたところに
確かにエネルギーが存在するのだ。

真空のエネルギーと物理的に呼ばれたものが
ニュートリノなのかどうか…
難しいことはわからないけれど、
言い方を変えれば、それこそ霊…じゃないか。

※Next「幽霊について」

Back
シリーズ・霊の話[1]生死について

Copyright 1998-2013 digitake.com. All Rights Reserved.


人生日々更新 -Main-