世の中、間違ってる…なんて、
嘆いてみたり、怒ってみたりしところで
…世の中、何も変わらない。
嘆いたり、怒ったりしてみせるのは、
一種の逃げ道でもあるんだよな。
…立ち向かう努力をしないための、ね。
現実は理不尽なもの。
だから、祈りや芸術が生まれたんだ。
海や花や森などの
自然の中に出かけて行ったり…
ただ、そこに静かにあるだけの
絵画や彫刻の前でたたずんだ時に感じる、
あの言葉にならない思いは何か…?
その何かは、すべて自分の中から湧き出ているもの。
世の中がいかに理不尽であろうとも、
自分から湧き出ているものに
耳を傾けることができれば、
落ち着きを取り戻すことができるだろう。
それは…簡単に口にする癒しなんていう、
絆創膏を貼り付けるようなことじゃない。
昨日まで辛いものは苦手だと思っていた自分が、
激辛ラーメンをたいらげて、
思わずウマイ!と言ってしまうような、
体質や気持ちの流れが180度変わるような話。
そして…
自分が変われば世の中も変わって見えてくる。
世の中に合わせようとするから腹も立つ。
合わす必要などないことを知った時…、
あるいは合わす必要のない部分が確信できた時。
同時に自信も出てくるはずだよ。