でじたけ流 教育論615「現実とは理不尽を生きること」
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20120520

でじたけ流 教育論615

でじたけ流教育論 digitake.com


大学一年の長男が自動車教習所に通っていて、
仮免許で公道に出るようになった。

制限速度を厳格に守って、
ノタリノタリと走っていると、
後ろから来た車がバンバン抜かして行く。

自分が制限時速通りなら、
抜かしていく車はすべてスピード違反のはず。

公道を走る、ほぼすべての車が
交通違反を犯していることに疑問を感じる長男。

…しかし、それが現実なんだ。

法律違反を正しいとは言わないが、
正しいからいいのかと言えば、それだけではない。

正しいことや、知っていることだけで
世の中は動いていない。
むしろ、正しいことや知っていること以外のことで
世の中は動いていると言っていい。

知ってることだけで、どうにかなるのなら、
金持ちになる本を読んだ奴は、すべて金持ちのはずだ。

交通事故が起きるのは、
ほとんどの人が交通ルールは知っていても守っていないから。

教習所の練習コースのような走りをしていたら、かえって迷惑。
それならおかしなルールを変えた方がいい…のだが、
そんなルールがあるのも、また現実。

世の中を動かしいてるのは、規則じゃなくて、流れ、だよ。
言い方を換えれば協調性かな。

基本は協調性で…協調性の指針がルールじゃないかと思う。

自然が作ったものと違って
人間が作ったものは無駄と矛盾だらけだし、ね、

だからルールを覚えるだけじゃ…うまくいかない

そして、協調性は
…独りじゃ決して磨けない。

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