Episode No.4231(20120314)[趣味]Hobby

楽しみは歩いた先にある
The pleasure is not found if I do not walk by oneself.
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このところ、マイブームは美術館巡り…。
毎週「日曜美術館」を見ては
番組で紹介された展覧会が近ければ行ってみる

最近は、ただ観に行くだけでは飽きたらず、
その展覧会を企画した学芸員などの講演があれば、
それに合わせて行ったりしてる。

美術ファンというのは思いの外多いもので、
講演はいつも満員状態。

年齢も性別もさまざまではあるが、
やっぱり一番熱心なのは中高年の女性…かな。

美術館の客層というのも、
スポーツクラブに負けず劣らず個性的な人たちが多くて、
見ているだけでも飾られている作品以上に面白いのだが、
その話はまた別の機会にするとして…
今回は学芸員の話をしようと思う。

美術館の学芸員は…熱い。
松岡修造のように、熱い。

何せ、自分たちで企画して、
世界中から作品を集める交渉をして、
こうしてイベントをやっているのだから…
熱くなければ実現できない。

そして、熱いだけでなく…実に緻密。
作家と作品について、
仕事とはいえもの凄く研究してる

研究…というのが単に文献を漁っているだけじゃなく、
ゆかりの地を訪れて、
徹底的に調査、取材活動をしてる様子。

…だから話が面白い。自分で見た生の話が混ざるから。

学芸員たちの調査、研究の話を聞いていると、
まるで刑事コロンボが推理を展開しているようでもある。

「そして、生まれたのが、この作品なんです」
…なんて言われると、もう、それは
ロンボのラスト・シーンを見ているような痛快さ

こういう楽しみには、
若い頃にはなかなか気づかないんだよな…。

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