死にたくなったら、まず断食してみることだと思う。
元から食欲もないこととは思うけれど、
まず、それで餓死したという話も聞いたことはない。
それは、
仮に何日も飯を食わなかったとしても、
最後には食欲という生きるための欲が、
死にたい気分を毛散らかしているからだろう。
戦時中の自殺者数が
極端にすくないのもうなずける。
時に死ぬ思いをすることは、
ともすれば豊かさの中で徐々に腐ってしまいかねない
精神と肉体に刺激的な活力を与えてくれるだろう。
それは何も
ジェットコースターに乗ったり、
車やバイクで暴走行為を繰り返すことではない。
まして死にそうになるまでドラッグを使うことでも…。
そんなのは日常から逃げているだけだろう?
自殺自体…
生からの逃避であり、
人生という刑務所からの脱獄に違いないが、
同時に
生きることができる肉体の活動を
強制的に止めるという極めて贅沢な無駄遣いである。
少なくとも
税金の無駄遣いに腹を立てたことがあるなら、
自殺ほど言動不一致で格好のつかないものはない。
誰に何を思われたってかまわない
…というのなら、
格好つけずに生きてみろよ。
それができないってことは、やっぱり
…他人に良く見られたわけだ。
でもそれで、いいじゃないか?
潔く格好つけるために頑張れば。
虚しいことの中に
時々笑えることがあれば。
暗い顔して
同情ばかり求めてると…詐欺にやられちゃうぞ。