Episode No.4078(20110917)[生活]Life

傾向
I cannot run the healthy life
when I do not know the tendency
of the illness of my character.

わずか数パターンの血液型だけで
人間の性格が分類できるわけはない
…と言われると確かにそうだと思う一方、
B型でしょ? と簡単に見破られてしまうと、
血液型占いに納得しちゃったりもするんだよね。

県民性もそうなら、
兄弟のうちで生まれた順番も
統計学的に示された傾向には、
うなづいてしまう部分が多い。

話はややずれてしまうかもしれないが…
最近の若い連中が、
言葉の後に小さな「っ」をつける傾向について
NHKニュースで解説してた。

「すごっ」とか「ふるっ」とか、ね。
確かにうちの十代の子供たちもよく言ってる。

何故、そういう言葉遣いになるのかといえば、
どうやらコミュニケーションべたがその要因だという。

「寒いですね」と話しかけて、
相手が「そうですか?」などと違う反応を示したら、
コミュニケーションがとれないかもしれないと身構えて、
「寒っ」なんて独り言ともとれる言葉を発してみる。

これなら相手からの反応がなくても、
とくに淋しくはないし、
もし同じように「寒っ」と言ってくれたら共感が生まれる。

いわば「っ」言葉は、
自分が相手に無視されて傷つかないための
言葉のオブラートみたいになってる…そんな解説だった。

そうだとしたら…勘違いしてるよな、大多数の若い連中は。

自分と同じ意見の人と話すことが
コミュニケーションの重要性じゃなくて…
自分と違う意見の人と話し合うために
コミュニケーションが必要なんだろう?

第一、自分にないものを持ってる相手と話さなきゃ
…何の発見もないじゃないか?

いずれにしても
自分の傾向客観的に知ろうとすることが、
一人前の大人への第一歩だよ。

Copyright 1998-2011 digitake.com. All Rights Reserved.


人生日々更新 -Main-