他人とのコミュニケーションの中で
何が大切といって…
相手の立場で考える、ことほど
…重要なことはないだろう。
このところ読書づいていて、
珍しく小説など読みふけっていると、
いろいろと想像をかきたてられる。
…と、いうより
想像をふくらませながら読み進めないと
物語は頭に入ってこない。
テレビドラマや映画は
見たまま感じればいいから
確かにわかりやすいんだけれど…
好むと好まざるとにかかわらず、
街を歩けば毎日いろんなものが
目に飛び込んでくるわけで…
よほどのインパクトがないと記憶には残らない。
つまり、
わかりやすい=理解しやすい
…ことが、記憶に残るとは限らない、のだ。
そこにいくと読書によって
書いてあることを理解しようとする作業は、
自分の想像力によって成り立っている。
そこで冒頭のコミュニケーションについて…。
相手の立場に立って考えるという行為は
想像力がなければ決してできないこと。
読書は一人でするものだけど、
読書という訓練によって得られた能力は、
コミュニケーションの上でも役に立つだろう。
その本に書かれて内容を知る、ということ以上に
想像力をふくらませるトレーニングができる
…という点において読書の効用があるように思う。
そして…
想像力に乏しいと、
他人とのコミュニケーションはもとより、
場合によっては自分の身を事故からも
…守ることはできなくなってしまうな。