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Episode No.410(991218):不倫男の条件

血液型による性格診断・・・信じる方?

実を言うと私は比較的信じる方だ。
信じる・・・というより「当たってる」という方がいいか?!

確かに千差万別な個人の性格をA、B、O、ABの4種類に分けるのは無理がある。
だから間違いないというコトは絶対にあり得ないと思うけど・・・。

ちなみに私はB型だ。
知人の誰に言わせてもB型だと言われる。
加えて、私のまわりには何故かO型の人が多い。
母親、同僚、10年来仕事で組んでいる人・・・もちろんカミさんもO型だ。

結局は統計上の問題で、それぞれの血液型の人はよく言われる性格の「傾向にある」というコトだろう。

人間の性格を「傾向として」とらえているのは何も血液型だけではない。
生まれた土地や時代、また年齢によっても「傾向」はある。
そうした「傾向」に惑わされるコトはないが、それをある程度つかむコトができると、対人関係の中で余計な苦労をしなくて済む・・・というコトはあるかもしれない。

毎週、日曜日に楽しみながら・・・そして苦しみながら連載している
『初めての不倫旅行』を通じて、ドラマ作りというモノが人間研究のひとつのカタチである・・・と思えるようになってきた。

みんなが漠然と感じている人に対する「傾向」をうまくつかむコトができれば、話にリアリティを出すコトができる。
ストーリーを展開する上でのさまざまなシュミレーションもその「傾向」というルールに乗っていてこそ活きてくる。

先日、三田村邦彦の離婚会見を見ていて、不倫に走る男の「傾向」が見えたような気がした。

それは・・・極めて女性的である・・・というコト。

レポーターにマイクを向けられると、ついついグチっぽいコトを話してしまう。
あげく、ベテラン俳優であるにもかかわらず、事務所の人間に強制退去させられてしまった。

『初めての不倫旅行』の主人公が、いつも一線を越えられないのは、タイミングの問題以上に本人がきわめて男性的な部分が、それを邪魔しているのかも知れない。
段取りを組むことを好む・・・というのも、男性的な傾向のひとつだろう。

一方、愛人を持つ主人公の友人の方は比較的、女性的な性格。
身を着飾ったり、いい車に乗って注目されたりするのが好き・・・というところに、その傾向がある。

まぁ、これはあくまでもフィクションの中での話だけど・・・。

そうは言っても、かの
田中角栄にも奥方以外に子供を産ませた女性は少なからずいたようだ。
本人に言わせれば、そういう状況になるのは「社会情勢による」らしいが・・・。

ただ、その相手は誰ひとりとしてオモテには出てこなかった。
中には愛人問題でアッという間に宰相の椅子を滑り落ちていった人もいて、
早坂茂三は、その首相について「・・・名前は忘れましたが」と講演で言っていたなぁ。

きわめて男性的な男がするのは浮気で、きわめて女性的な男がするのが不倫。
ドロドロとした愛憎劇に発展しないだけ、浮気の方がマシな感じはするけれど・・・。
やってるコトは同じ・・・かな?! やっぱし。

何事も適度な度合いを保つのが賢明なようで・・・。


参考資料:「角栄語録の神髄/究極の人間洞察力」小林吉弥=著 講談社+α文庫=刊 ほか

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