せっかく台風が過ぎ去って本格的な夏が来たというのに、
昨日に引き続いて少々湿っぽいで恐縮だけど…
今日は高校時代に亡くなった友人たちの命日。

友人ではなく…友人たち。
彼と彼女は海に遊びに行って…そのまま帰らなかった。

自分の息子が、あの頃とまったく同じ年になってる今。

身近な友人を亡くした気持ちのほかに、
子供を亡くした親の気持ちも少しは理解できるようになった。

自分が死ぬより、自分の子供が死ぬ方が怖い。
…そういう気持ちが、ひしひしと、ね。

友人たちを飲み込んだ海…。
今年は大震災で街を飲み込んだ海の映像も繰り返し見た。

けれども、私は
この年になって一人で海水浴に行くほど海が好きだ。
別に海辺で育ったわけでもないのに。

それは、本当の怖さを知らないからかも知れない。

だけど、海辺に育っていたら、きっと…
本当の怖さと同時に本当の素晴らしさも私以上に知っているから、
決して海を恨むだけではないようにも思う。

…ま、勝手な思いだけど、ね。

海に限らず、大自然というのは、そういうもので…
恨むものでもないし、恨んでも仕方ない。
まして、ちっぽけな人間が何を思おうが…関係ないだろう。

ならば、素晴らしさを感じた方が…いいじゃない？

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