20040905
でじたけ流 教育論

第216回
よりもい顔


ついに4歳の次男坊がやってくれた。

その日・・・
例によって家族で一番の朝寝坊の私は
小5の長男の
「救急車を呼んで!」という
絶叫で飛び起こされた。

子供たちは近所の公園で遊んでいた。
次男がブランコから落ちて意識不明になったという。

リビングに降りると、
すでにカミさんが119番通報をしている。

次男はソファーの上で
白目をむいてアワを吹き、グッタリとしている。

わんわん泣きながらそれを見つめる
長男と小2の長女。

私はカミさんと子供たちに
次男を動かさずに、
名前を呼び続けるよう指示して
素早く出かける準備をした。

救急車が着く頃には
次男は意識をとり戻していたが
後頭部を打っているので
とにかく検査に急いだ。

運ばれた脳神経外科での
最初のCTとレントゲンでは
異常は見られなかったが・・・
吐き気をもようしていたので
24時間は安心できない。

そして・・・検査入院。

ショックのせいか、
吐き気が収まらず、食事ができないので
点滴を打ってひたすら寝かせる。

どうやら意識障害はないようだが
結局、点滴がはずせなかったために
二晩の入院。

その後、念のため
小児科で内科の検査も行ったが
幸い異常はなかった。

まったく・・・驚かされた。

よく、子供たちが
なかなか寝なかったりすると・・・
大魔神ばりの怖い顔をして驚かして見せるけど、
子供が白目をむいて倒れている顔ほど
怖い顔はない。

自宅に戻って
よくやく元気をとり戻した次男は
あいかわらず兄姉にケンカをしかけている。

いつもと少し違うのは
そんな元気な弟の姿を見て
いつもなら怒りまくる兄姉が
ニコニコ喜んでいることだ。

はたしてこの光景は
いつまで続くことやら・・・。


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