Episode No.4007(20110627)[徒然]Others

命の至る道
My grandfather was very handsome.
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叔父の葬儀で久々に従兄弟と会う。

かつては夏休みになると遊んでた従兄弟たちも、
今や親類の不幸でもないと、
なかなか顔を合わせなくなってきてる。

偶然にも最近、祖父が整理していた古いアルバムを見た。

そこには、今の自分より若い祖父の姿があった。

当たり前と言えば当たり前の話なのだが、
そこでしばし…何かをジッと感じ入ってしまった

…そんな話を従兄弟したら、
同じ思いを感じたことがあると言っていた。

あの感覚は、いったい何なんだろう?

かつて…、いや今も時折、自分を励ますために、
自分が大好きな偉人が今の自分と同じ年齢の頃
何をしていたのか調べてみたりする。

自分と同じ年の頃は、
まだ何も歴史に遺すようなことはしていなかったりすると
…ちょっと安心したりしてね。

ところが、50も近づく年となると、
もうそうはいかなくなってくる。

人によっては、とっくに死んでたりもするしさ。

実の親が若い頃というのは、
子供の目を通してだが自分も見ている。

だけど、祖父となるとそれはもう、
想像すらできないところにいるわけで…。

その姿を見た時、
特別、歴史に名を残す偉人ではないけれど、
力強く生きるその様が
圧倒的な説得力となって自分を包み込む。

ま…考えてみれば当然だよな…
祖父の人生がなければ、
自分の人生もないわけだから、ね。

ハンサムだな…おじいちゃん

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