範囲を規定するものでいて、
枠組みとノルマは微妙に違う。

自分で自分にノルマを課せているつもりが、
実はできる範囲の枠組みをつけているだけの時がある。

それだけでは体裁が悪いので、
あえてノルマを課しているように言う。

再三紹介するゲーテの言うところの…
砂漠のインド人は
魚を食わぬことを誓う…だ。

できることをやるのに
何の努力がいるものか…！

同じように…
何か課題に当たった時に、
熟慮している風に見せる人に限って、
単に腰が引けているだけだったりする。

熟慮には断行が不可欠で
断行なき熟慮は問題の先送り。

そうじゃない…と言うなら
明確なスケジュールを書いてみせる必要がある。

完璧なスケジュールである必要はない。
次はいつどうなりそうか、見通しが立つ程度で充分。

ただし、タイミングだけは、はずさないように。

実際に知りたいのは未来ではなくて、
スケジュールを立てた人が、
どこまで本当に熟慮できているかどうかなんだ。

必要なのは温室から飛び出る…勇気。