Episode No.3876(20110125)
世間時間・自分時間
Time is body.
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壁一面に掲げられた時計…

けれど、どれ一つとして
正確な時を示しているものはない。

人も同じだね。

誰ひとり正確じゃないけれど、
誰でも自分の時間を持っている。

いざ、そうした集団を
同じ時の流れにのせて動かそうとすると、

よほど時を告げる音が大きな
カリスマ的鳩時計に従わせるか…

もしくは…
誰の時計でもない、これが正確ですという
客観的な時間を持ち込んで、
みんなとりあえずそれに合わせるしかない。

…また、すぐに狂っちゃうだろうけど、ね。

電波時計のように、
時々時間の狂いを矯正する
賢明な人もいるだろうけれど…
正しいからみんながそれに従うかと言えば
決してそうではない。

自分の都合のいいものに従うのが人なんだ。

…だから、
声の大きな責任をとってもらえる人に従うし、
世間が正しいと言っている安心なものに従う。

そして、
自分が最もをできる自分で選んだ、
あるいは決めずに済む時計に従うのだ。

気をつけなければならないのは…
あまりにすぐ狂ってしまう時計は、
飾り物としての価値でもない以上、
必要とされずに捨てられてしまう、ということ。

自分の時計が合っているかどうか…
定期的にチェックするをつけないと、な。

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