住む国による文化の違いについて、 あれこれ考えわ巡らせていると、 一本の映画を思い出した。
ティム・バートン監督の「マーズ・アタック」。
アニメに出てくるような宇宙人が 実写との合成で登場する姿は 一見何ともコミカルだけど… 内容は考えようによっては、かなりシビア。
「未知との遭遇」のように 親愛なる宇宙人を迎える地球人。
やがて円盤が降りてきて、 中から宇宙人が姿を現す。
真っ赤な絨毯の上で歩み寄る宇宙人と地球人。 感動の瞬間に先立って 平和の象徴の白い鳩が一斉に羽ばたく。 …と、その瞬間、 いきなり逆上した宇宙人は光線銃を乱射して、 鳩どころか、 その場にいた観客まで皆殺しにしてしまう。
極端なパロディだから大いに笑えるけど、 考えてみれば怖い話だ。
悪気がない…というのが大きな問題。 何が悪いのかさえわからないんだからね。
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