汗ばむ季節となってきた。
街へ出れば、
ミニスカート姿が眩しい女性に
遭遇する機会も少なくない。
どうせ歩くなら、
そんな女の子の後ろを歩いた方が
得だ…などとスケベ心を弾ませてみても、
女の子のペースより
自分のペースで歩いている方が、はるかに楽で
…気がつけば、とうに追い越しちゃってる。
通りすがりにチラリと女の子の顔を見て…
バックシャンであったことを知るやいなや
ああ、見なければよかった。
…なんて感じてしまうのが男の現実の見方。
知りたいことに向かって頑張っている時が、
実は一番幸せな時で…
知りたかったことは、
知らなければよかったこと、だったりする。
映画監督の鈴木清順氏は
「夢叶わぬが故、夢失わず」
…と、かつてCMで言っていた。
「今」はつねに「課程」である。
「課程」が楽しいというのは
「今」が一番幸せだということで
…それに越したことはない。
夢を掴むことではなく、追うこと自体が、
夢の効用なのかもしれないな。
…少なくとも「働き蟻」には、ね。