印鑑なしで預金を下ろさせろと
銀行の窓口に迫るボビー(仮名)の言うことは
ムチャクチャだけど…
確かに、このところの銀行の対応は
行き過ぎ、というか
考えがなさ過ぎというところも感じる。
かつて、こんなことを経験した。
振り込み詐欺の被害を防ぐため、
10万以上の振り込みは
身分証明書がないとできない。
…これは、まぁわかる。
では、会社の口座からの場合は
…というと、
これがおかしなことになってる。
国民生活金融公庫から
会社で借りていた金を返そうと
銀行の窓口に立った時のこと。
10万以上を振り込むことになるので
身分証明書の提示を求められた。
でも、個人じゃないから
免許証じゃダメで、
会社の登記簿謄本を出せと言う。
自分で会社を経営してるからって、
登記簿持ち歩いてる奴なんているかよ?
まして登記簿なんて
法務局に行けば、誰だってとるんだから、
それが何の証明になるんだ??
そもそも国の機関に金を振り込むのに
詐欺に遭う奴がいるのか???
国の詐欺行為はおおいに暴いてほしいけど、さ。
結局、話にならないので、
金を会社の口座に入金し直して、
ネットから振り込んだ。
先日、ボビー(仮名)の隣の窓口では、
自動車税の振り込みをした。
通帳から直接引き落としてもらうのに
納税専用の用紙に、
あらかじめ印鑑をついたものを持参していたが、
印鑑がちょっと薄かったらしく、
印鑑を持っていないか、と尋ねられた。
「持ってない」と答えると、
女子行員は少し困った顔をしたが
「悪意をもって納税する奴はいないだろ」
…と言うと
「そうですよね」と笑顔で処理してくれた。